耐震基準とクリニック誘致

今回は、ビルオーナー様に向けて耐震基準とクリニック誘致についてお話したいと思います。
旧耐震であってもクリニック開業は可能です。

1.Dr.の気にするところ

旧耐震基準の物件と新耐震基準の物件を比較した場合、その他について全く同一であれば、新耐震基準の方が喜ばれますし、選ばれる可能性は高くなります。ただ、クリニック開業の際には立地や賃料条件が大きな判断基準となりますので、旧耐震基準であっても検討されるケースは少なくありません。中には『絶対に新耐震基準でなければいけない』と考えているDr.もいらっしゃいますが、探していく上で、耐震基準を妥協するケースもございます。また、美容整形外科や美容皮膚科の様な自由診療クリニックの場合は大きな収益が見込めるため賃料負担が大きくても運営可能ですが、保険診療クリニックの場合は、診療報酬は立地に関わらず一定ですのであまり大きな賃料負担には耐えられません。そこで、取り壊し予定などが無い場合であれば、旧耐震のビルであっても候補に入ってきます。

2.法的に問題ないか

クリニック開業の際には、旧耐震であっても適法で開業可能です。弊社でも旧耐震の物件にてクリニック開業を仲介させていただいたこともございますし、昔から旧耐震の物件でやられているクリニックが違法で営業しているわけでもございません。事務所用途で問題なく、用途変更等も必要ございません。入居工事費用はテナント側にて行うため、クリニックを誘致するために持ち出しで費用が発生することも基本的にはございません。

3.短期で開業コスト回収が可能

旧耐震の物件であっても、クリニックの受け入れは可能であり、10~20年以上継続して安定収益が見込めます。1970年頃竣工でも問題ございませんし、1960年代の竣工でも開業可能です。また、テナントの入れ替わりが発生すると、そのタイミングで経年に伴い賃料が下降傾向になりますが、クリニックの場合は長期で入居されるため、大幅な値下げ交渉などもされることは少ないです。
Dr.が40歳でクリニックを開業される場合は30年以上の入居を前提としている場合がございます。Dr.が50歳以上でクリニックを開業される場合には10年程度の契約期間が確保できれば開業可能な場合もございます。新しいビルだと賃貸条件も一般的に高くなり初期費用を回収するのに時間がかかりますが、旧耐震の物件ですと賃貸条件が抑えられる為初期費用を短期間で回収可能だからです。

もし、クリニック誘致に興味があるものの、古い物件なので難しいと思われていらっしゃいましたら、一度ご相談くださいませ。

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