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INTERVIEWS

有明こどもクリニック 小暮裕之医院長

※ 記事は2016年9月のものです。

有明こどもクリニック / 小暮 裕之 医院長

エントランス

http://child-clinic.or.jp/
所 在 地: 東京都江東区豊洲5-5-25(昭和大学豊洲寮1F)

豊洲・有明テニスの森にある小児科・アレルギー科・内科(健診・予防接種・ワクチン)医院。
地域のためにどうしたらいいのかを考えながら、地域目線で、地域を診るというスタンスで、一人ひとりの患者に真摯に向き合っている。

待合室

大きな水槽が設置された待合室。

■最初の開院時にはどういったことが大変でしたでしょうか?

1つ目は、経営者になることです。
医療のスペシャリストではありますが、プラスで経理や総務、人事なども全て、経営者として自分でやらなければいけないというところは大変でした。
コンサル会社へ依頼したわけではなく、自分で全て学びました。
2つ目は、立地面です。
昔から関係のある土地での開院ではないため、まずは地域からの信頼を得るのに1~2ヶ月はかかりました。
また、患者を病院へ紹介する必要が出て来ることもありますが、小児科の入院患者を受け入れられる病院が江東区内に無く、中央区や港区の病院に紹介したりなど大変でした。
診療圏調査に関しては自分で学びましたが、近くですぐに競合が出てくるかもしれないため参考にしかなりません。
経営者として10年後の未来を予測しないといけないですね。

待合室

子供が喜ぶしかけがあちらこちらに。

■小暮先生は既に有明で小児科を開業されていて2ヶ所目の開業ですが、2ヶ所目の開業にあたって、小暮先生が考えている小児医療とは何でしょうか?
また、子どもを総合的にケアする小児科総合診療に力を入れているということですが、小児科総合医療について、少しお話を聞かせて頂けますでしょうか?

開業小児科の医院としては、病気のときだけの関わりではなく、定期検診や学校診療を通して人を全体的に診ていきたいと思っています。
咳や熱が出たときにだけ診療するのではなく、例えば肺炎で通院された子どもに対して肺炎の治療を行うだけではなく、他の予防接種の漏れがないかを確認する。
病気だけではなく継続して診ていく。
ヒト全体を診て、誰もが安心して通えるようにし、共働きの家族を支えていきたいです。

プレイルーム

プレイルーム

待合室

待合室

■なぜ、豊洲だったのでしょうか?

有明こどもクリニックの患者が豊洲在住の方が多かったこと、豊洲エリアは湾岸エリアでも特に人口増が進んでおり小児科不足の声が多かったことも要因の一つです。
今回の豊洲院は一般的なクリニックよりも大きく、土曜診療や21時までの夜間診療を行っているため他の小児科の2倍位の機能があります。
保健所からも、「小児科が少なくて予防接種を打てない」という声が減ったと聞いています。

小暮医院長■いつ頃から分院を出そうと思っていたのでしょうか?

2015年になって具体的に考え始めました。
以前までは、湾岸エリアにもそのうち小児科が出来るだろうという考えもあり、どの様にして今ある有明クリニックで対応していくかを考えていました。
湾岸地域の子どもたちが増え、有明医院の診療患者数が年々増加していて、増加スピードも上がっていました。
2014年~2015年の1年で月間患者数が1.5倍となり、とてもこれ以上の増加には対応できない状況に直面したため分院を出すことを決めました。

トイレ

広々としたトイレ

授乳室

授乳室

■今後、小暮先生が取り組んでいきたいと考えている、課題は?

病児保育の必要性を感じてきました。日本の人口減が進む中、出産・育児をし易い環境をつくることが小児科医に求められていることだと考えています。
小児クリニックだけでなく、小児科医にしかできない病児保育所を開設し、今よりも働きながら子育てをし易い環境をつくっていきたいです。
病児保育は数自体が非常に少なく、使いやすい立地にないということもあり、利用したくても利用できない方が多いです。