契約者様インタビュー

※ 記事は2024年8月のものです。

MIZENクリニック池尻大橋/田澤 雄基 代表

URL:https://ikejiriohashi.mizenclinic.jp/
所在地:東京都世田谷区池尻2-33-14 リオグランデ2階
竣工年月:2022年
診療科目:一般内科、精神内科(夜間診療)
対象面積:25.61坪 (84.66㎡)

「働く人々の健康と生活を守るための夜間診療クリニック」をコンセプトに掲げるMIZENクリニック池尻大橋。代表の田澤雄基様は、より多くの方が通いやすいようにという思いから、都内に3院目を開業されました。今回は、開業に際しての物件探しのポイントや苦労した点などを伺いました。

3院目を開業するにあたり再度アットクリニックへ依頼

開業おめでとうございます。開業してみて感じた物件の良かったところを教えてください。

物件の形や内装の仕上がりがイメージ通りだったので、とても使い勝手がよく気に入っています。

今回は3院目だったため、おおまかな完成イメージを自分の中に持っていました。相談させていただく中でイメージをしっかり共有できたため、使い勝手もデザインもとても満足しています。

今回のクリニック開業までの経緯をお聞かせいただけますか?

豊洲、市ヶ谷のクリニックに続き池尻大橋に3院目を開業しました。 2院目の市ヶ谷のクリニックは2019年にオープンし、すぐにコロナ禍になり苦しい時期が続きましたが、ようやく診療も安定して軌道に乗せることができました。特にコロナ禍では当院の夜間外来やオンライン診療があって有り難かったと患者さんに言って頂くことも多く、自分たちの目指す医療をさらに広げていこうと3院目の開設に動き始めました。

2院目を市ヶ谷で開業する際にもアットクリニックさんへ依頼しました。とても信頼できるパートナーだと感じ、おかげさまで3院目を開業する運びとなったため改めて相談させていただきました。

患者さんとスタッフにとってのアクセスの良さを重視

物件選定にあたり特に重視されたポイントはどのような点でしたか?

当院の医師は都心の大学病院で勤務している医師も多いため、大学からのアクセスが良い立地を希望しました。大学から30分圏内の駅で10〜15程度の候補エリアを出し、物件を提案してもらいました。

また、働く世代の患者さんが通いやすい場所というのも重要なポイントでした。働く方向けのクリニックというと、オフィス街にあるイメージかもしれませんが、かかりつけとして「通う」ことを考えると居住エリアにも近いほうがよいと考えています。そこで渋谷という大きなオフィス街に近く、かつ働く世代の住民の多い池尻大橋が有力候補になりました。
紹介をいただいた物件の中から10件ほど内見をし、実際にオフィス街から近い住宅街という最適なエリアの中で物件を選ぶことができました。

開業の準備をする際に一番大変だった点を教えてください。

物件の選定や契約と、行政の認可のスケジュールを合わせていくことです。ここのスケジュールが上手く合わなければ、予定通りに進めることは困難でしょう。我々はアットクリニックさんがうまく進めてくれたおかげでスムーズに開業できました。経験のある専門家を頼ることがやはり重要だと思います。

例えば手続きの関係上、行政から許可が降りる前に物件の契約を確定しなければならないのですが物件の契約から開業までには数か月単位で時間がかかるので、その間のフリーレントの相談など出費の管理も重要です。オーナーさんの立場からすると、確実に・早く借りてほしいものだと思いますが、クリニックの開業ではこうした事情をご理解いただくことが欠かせません。

また内装工事計画ができていなければ、保健所に立ち入り検査してもらうためのスケジュール調整が進みません。ここでもなるべくタイムラグのないように進めなければ、開業前の家賃の追加出費が発生して経営上の損失につながります。

給排水や給排気などのテナント条件も、とても厳しく苦労するポイントです。認可のために追加工事が必要になると、大きな追加コストがかかってしまいます。こうした点もアットクリニックさんがサポートしてくださり、追加工事がなるべくかからないように物件に関するアドバイスをくださりとても助かりました。

開業までに進めなければならない行政からの認可や物件選定・内装の施工などのスケジュールや施工の管理について、安心してお任せできたことがとてもありがたかったです。

エリアや物件選定は慎重に、詳しい人に相談を

これから開業や移転を希望する方へアドバイスするとしたら何を伝えたいですか?

物件選定はとても大切です。一度開業するとそう簡単には移転できません。エリアの選定を間違えて別の地で再スタートすることになれば、再び大きな時間と費用が必要になります。開業にあたっては自分にあったエリアや物件の条件を整理することが大切でしょう。

また、物件の選定・契約や内装整備、行政手続きを正しい時系列でスムーズに進めることが開業準備のポイントです。初めての先生は開業医の先輩や専門家からのサポートを受けることをおすすめします。

3つのクリニックを開業されていますが、拡大に向けて意識して取り組んでいることはありますか。

2つあります。1つ目は業務マニュアルを整備することです。最初は自分中心で目が届く範囲で回せていても、いずれはその範囲を超えてスタッフが中心となって回してもらう時期がきます。業務が属人的になりクオリティを損なわないためにも早めに業務ルールを整備してマニュアル化していくことが欠かせません。

2つ目は信頼できる仲間づくりです。分院となれば自分自身がクリニック内にいられる時間は限られますが、信頼できる新院長が現場でしっかり管理してくれれば役割を補完しあえます。院長だけではなく他の医師や看護師も含めて、一緒にクリニックの診療と経営をカバーしてれる人の存在が大切です。スタッフを募集する際にも、そうした観点を重視しています。

コストを意識してサステナブルな経営を

内装等のこだわり・お気に入りのポイントなどあれば教えてください。

2つあります。1つ目はシンプルで温かみのある空間です。

街のかかりつけクリニックとして経営するにあたり、保険診療で患者さんからいただく医療費はそこまで多くありません。そのため温かみのあるクリニックというコンセプトを大切にしながらも、シンプルかつ低コストにすることを意識していました。

開業費用が膨らめばその分、多くの患者さんをみることが必須になりお一人にかけられる診療時間が限られてしまいます。また高額な検査を多く行いがちになるかもしれません。無理なく良い診療が続けられるように、初期費用や家賃の適正水準を計算し開業計画を作成しています。

その点今回は、東京都の家賃や内装費は上昇している中でも、おかげさまで納得のいく物件、内装になりました。

2つ目は、若い患者さんに合わせてデジタル化を進めていることです。当院は65歳までの就労世代が9割以上を占めているため、デジタルとの相性も良いと考えています。予約システムなどを導入して、なるべく働く方が気軽に通える体制を整えています。

今後の展望をおきかせください。

クリニックの対象である働き盛りの世代のかかりつけでいられるように展開していきたいです。

高血圧や糖尿病、メンタルの不調は継続的な治療が必要であったり、再発する可能性のある病気のため、時間帯とアクセスの良さも含めて安心して通い続けられるクリニックを目指しています。具体的には、夜間診療やオンライン診療を組み合わせて寄り添っていきたいと思っています。

また現在は都内に3つの医院を展開していますが、転勤や転居がある方にも継続して通っていただける環境を今後も整えていきたいです。3つのクリニックはカルテを共有しているため、クリニックが変わっても続けて治療を受けていただけます。実際に転勤した方が別のエリアのクリニックに通い続けてくださっている例が多くあります。

安心して通えることを前提として、アクセスも重視して今後もクリニックを展開して良い医療を提供していきたいです。

本日は貴重なお話をありがとうございました。

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