続く安心、新たな信頼――承継から始まる地域医療のかたち
アットクリニック(以下AC):まずは診療科目について教えてください。
元々泌尿器科を専門としていて、現在も泌尿器科を中心に診療しています。また、前身のクリニック時代からの内科や皮膚科の患者さんも多くいらっしゃるため、そのまま承継して診療を続けています。
AC:泌尿器科を中心にしつつ、以前の患者さんの診療も継続されているんですね。
承継というのは建物だけでなく法人ごと承継されましたよね?
はい、法人ごとの承継です。
AC:スタッフの方々もそのまま引き継がれたのでしょうか?
看護師は私が元々勤めていた病院で働いていた方々に来てもらっていますが、事務については前の先生のもとで働いていた方々が引き続き勤務されています。
AC:最近はこうしたクリニックの承継が増えていますが、その形式を選ばれたことで、開業当初からある程度の集患も期待できたのではないでしょうか。
はい、前から通ってくださっていた患者さんに加え、新しい患者さんも少しずつ増えてきており、順調に広がりを見せています。
AC:すでにある患者さんの基盤に加え、新たな患者さんも増えているとのことで、順調なスタートを切られたのですね。実際に開業されてからの使い勝手や、承継という形のメリットについて率直なご感想をお聞かせいただけますか?
承継の良さは、やはり患者さんがすでにいらっしゃるという点です。そのベースがあることで、新しい患者さんにも安心して来ていただける環境が整っていると思います。
ただ、患者さんの中には前の先生に慣れている方も多く、初めのうちはコミュニケーションの取り方に苦労することもありました。それでも、1年も経つ頃には信頼関係が築けてきて、スムーズに運営できるようになりました。

