開業支援実績

クリニックひいらぎ皮膚科形成外科|ご契約者様インタビュー

※ 記事は2025年7月のものです。

クリニック紹介

クリニックひいらぎ皮膚科形成外科

URL:https://clinic-hiiragi.jp/
院  長:藤木 政英 様
診療科目:形成外科/皮膚科
所 在 地 :東京都目黒区大橋2-23-1 西渋谷ハイウェービル2階
竣工年月:1997年8月
対象面積:33.96坪(112.29㎡)

クリニックひいらぎ皮膚科形成外科は、「日帰り手術」「レーザー手術」に強みを持つ皮膚科・形成外科です。開院からわずか9か月という短期間で、同じ池尻大橋エリア内で移転をされました。金融機関からは「異例」とも言われた移転の背景について院長・藤木政英氏にお話を伺いました。

アットクリニック受託業務:
物件仲介内装内装紹介

強みは「日帰り手術」と「レーザー治療」

アットクリニック(以下AC):診療科目を教えていただけますか。

藤木様:当院は皮膚科・形成外科のクリニックで、患者さんの割合としては半々くらいです。「日帰り手術」および「レーザー治療」に力を入れているのが大きな特長で、1日あたり50〜60名の診療を行い、そのうち日帰り手術を平均10件ほど実施しています。2025年6月には、1か月間で301件の手術を行いました。

手術の内容もさまざまで、皮膚腫瘍や眼瞼下垂、リンパ浮腫や腋窩多汗症などの保険適用の手術と併せて、自由診療の施術も行います。

AC:日本での日帰り手術の現状を教えてください。

藤木様:日帰り手術を行う診療報酬上のメリットが少なく、日本では十分に定着していないのが現状です。一方、海外では可能な限り日帰りで手術を行うのが標準となっています。日本でも今後、同様の流れが加速していくでしょう。当院でも、日帰り手術にはさらに力を入れていく方針です。

AC:池尻大橋でのご開業から、わずか9か月での移転となりました。その背景を教えてください。

藤木様:もともと池尻大橋エリアでの開業を強く希望しており、長く物件を探していました。ただ、このエリアは物件の流動性が少ないのかなかなか出なくて、ようやく見つけたのが15坪の物件だったのです。広さに物足りなさを感じていましたが、早く開業したかったこともあり、「最低限の診療は可能だろう」と判断してスタートしました。

しかし実際に診療を始めると、やはりスペースに制限があり、できることが限られていました。そのため、「より良い物件が見つかればすぐに移転したい」という思いが強くなり、アットクリニック様にご相談していたのです。

AC:今回、物件が出てほぼすぐのご決断でしたが決め手は何だったのでしょうか。

藤木様:移転先は7階建てビルの2階で、クリニックの立地としては一見不利にも思えました。しかし、視認性が非常に高く、大型看板の設置も可能とのことでしたし、広さは33.96坪と、以前の倍以上です。診療に十分なスペースが確保できると判断し、すぐに決めました。

AC:開業からわずか9か月での移転には、経営的な覚悟も必要だったのではないでしょうか?

藤木様:金融機関からは「前例がない」と言われました。しかし、開業して9か月間、患者さんの反応やニーズはある程度見極めることができていました。借入が増えても十分に対応できるだろうと判断し、リスクを取る決断をしました。

AC:池尻大橋にこだわられた理由を教えてください。

藤木様:当院は「日帰り手術」と「レーザー治療」を主軸に据えたクリニックですので、診療圏を広く設定する必要がありました。そのためには、アクセスの良さは不可欠で、池尻大橋は渋谷から1駅で利便性は申し分ありません。また、このエリアは皮膚科クリニックがあまりなく、競合が少ないのも理由のひとつです。

AC:移転していかがですか?

藤木様:駅からのアクセスも良くなり、広さも倍以上になり、当然、賃料も上がります。不安がまったくなかったといったら嘘になりますが、それも杞憂でした。

診察できる患者さんの数が増えましたし、同時にさまざまなことができるようになりました。たとえば、私の診察と看護師による施術を同時並行できるので、1日に対応できる人数が増え、患者さんの待ち時間も短縮することができました。

戦略としての「保険診療×自由診療」

AC:自由診療を行っているのは、経営的な戦略でもあるのでしょうか。

藤木様:保険診療を軸に開業しましたが、保険診療だけですと診察できる人数に限界があります。保険診療は医師が介在する時間が長く、効率面で制約が多くなるからです。一方で自由診療は、すべてではありませんが看護師に任せられる部分もあります。そういった意味でも、自由診療の充実は必須だと考えました。

ただ、開業後に気づいたのですが、自由診療の充実は、結果的に保険診療の患者さんも増やすことにつながるのです。保険診療には診療面での制約がありますが、自由診療があることでもう一段階上の治療が可能になり、患者さんにプラスの選択肢を提示できます。

とくに皮膚科・形成外科領域では、自由診療によって患者さんの多様なニーズに応えることができますので、診療の幅を広げる意味でも欠かせないと感じています。

AC:レーザー治療を行える医師は決して多くはないと聞きます。今後、増えていくのでしょうか?

藤木様:皮膚科や形成外科の領域の自由診療は、飽和しつつあるのではないかと思います。ただ、当院が扱う保険診療の手術やレーザー治療については、美容クリニックと競合になりにくく、同時に手術を行わないクリニックとも競合しないため、一定のニーズは今後も見込めます。

実際、当院には北海道や海外など遠方からの患者さんも多数いらっしゃっており、特に「日帰り手術」の分野には大きな可能性を感じています。

AC:高度な技術も求められる分野でもあるのではないでしょうか。

藤木様:確かに、形成外科の専門医であり、保険診療の手術とレーザーがともにできるのが私の強みではあります。自由診療は患者様のニーズに柔軟に応える必要がありますが、保険診療は、しっかり診断をしてから手術を行います。その診断は勤務医として大学病院などでトレーニングを積まないとできません。

経験が浅いまま美容医療に特化してしまう「直美」の先生は、保険診療の知識や技術の習得が難しくなります。若手の形成外科医や皮膚科医は、保険診療の現場で手術やレーザーの経験を積むといいのではないでしょうか。この分野はまだ競合が少なく、勝ち筋が見えやすいですし、美容領域とは異なる患者層を対象にできる点でも、開業後の優位性があると思います。

移転作業は平日がおすすめ

AC:これから開業や移転を検討されている方へのアドバイスをお願いします。

藤木様:移転のメリットとしては、移転後の経営がある程度見通しやすい点が挙げられます。ただし、それでもやはり負担は少なくありません。私自身は、行政手続きなどの煩雑な事務作業を外部業者に委託し助けてもらいましたが、移転には相応の労力がかかります。

物件探しを除けば、移転でいちばん大変だったのが、医療機器の搬送でした。とくにレーザー機器は非常に繊細で、わずかな衝撃でも故障のリスクがあります。一般的な引っ越し業者が対応できる機器もありますが、専門業者に依頼した機器も多くあります。保証が適用されないため、近距離での移転とはいえ神経を使いました。

AC:お引っ越しは2025年5月上旬でしたが、苦労された点はありますか?

藤木様:できるだけ休診日を作りたくなかったため、移転作業をゴールデンウィーク中に実施することにしましたが、対応可能な業者が限られており、業者探しにも非常に苦労しました。
移転作業はできるだけ平日に行うほうがスムーズです。日程調整や業者の手配なども含め、事前の準備を万全にしておくことが重要だと思います。

質を保ちながらの移転拡大を見据えて

AC:今後の展望をお聞かせください。

藤木様:じつはすでに現在のクリニックも手狭に感じており、長期的には再度の移転を考えています。診察室が2室、手術室が1室、レーザー治療室が1室の構成になったのですが、とくにレーザーの部屋が不足しています。

もしレーザー室が3〜4室あれば、1日に治療できる患者さんの数をさらに増やせますし、待ち時間の短縮にもつながります。現在の施設で、最大限の診療を行っていきながら、次のステップとしては、50坪程度の広さの物件に移ることを考えています。

AC:本日は貴重なお話をありがとうございました。

医院開業・クリニック物件をお探しなら

オーナー様の希望により非公開としている物件もございます。お探しの条件など、お気軽にお問い合わせください。
親身なご提案をモットーとし、無理なお勧めはしておりませんので、どうぞ安心してご利用ください。

0120-095-889 営業時間 月~金9:00~18:00

クリニックに人気のエリアランキング

  1. 新宿駅

    都内有数の繁華街、人口や商業施設の割合も都内の他の土地と比べ多い

  2. 渋谷駅

    神奈川とのアクセスも良く、複数の路線の駅があり、都内各所への交通の便が大変いい

  3. 神田駅

    周辺は飲食店が豊富で、本屋などのショップもあり、便利な町

  4. 東京駅

    皇居側の丸の内エリアと八重洲エリアに分かれ、エリアごとに異なる雰囲気をもっている

  5. 恵比寿駅

    駅周辺には企業などが多いものの、閑静な住宅地や高級マンションも多い

物件を探す

開業について考える

オーナーの皆様へ

その他のサービス