開業支援実績

田中レディスクリニック渋谷|ご契約者様インタビュー

※ 記事は2025年7月のものです。

クリニック紹介

田中レディスクリニック渋谷

URL:https://tanakaladies.com/
院  長:田中 慧 様
診療科目:不妊治療/婦人科
所 在 地 :東京都渋谷区宇田川町20-11 渋谷三葉ビル4F
竣工年月:1992年
対象面積:132坪(436.364m²)

田中レディスクリニック渋谷は、交通アクセス抜群の渋谷で「オーダーメイドの不妊治療」を提供するクリニックです。不妊治療に関する深い知識とともに、数々の医療現場で培った経験により、開業時から患者様が増え続けています。今回は不妊治療の専門医である田中 慧先生に、クリニックを開業された経緯や不妊治療に対する想いについてお聞きしました。

「オーダーメイドの不妊治療」を提供する”やりがい”

アットクリニック(以下AC):まずは、診療科目をお聞かせいただけますでしょうか?

体外受精(IVF)をはじめとする生殖補助医療と、一般不妊治療、一部で婦人科診療を行っています。

AC:ご開業されて1年少々だと思いますが、率直なご感想としてはいかがでしょうか?

初めは患者さんが少なかったのですが、少しずつ増えてきて忙しくなっています。たくさんの患者さんが来院され妊娠されるのは嬉しいですし、やりがいを感じる仕事だと感じています。

AC:不妊治療のクリニックは、日本では増えているのでしょうか?

日本の不妊治療のクリニックは増えています。保険適用となったこともあり、不妊治療も受診しやすくなったのではないかと思います。最近では海外の患者さんも増えている気がしていますね。今までアメリカやタイなどで受診していた中国の患者さんも、日本に来る方が増えてきています。

AC:妊娠率の高さは、ドクターや培養士の技術が影響するのでしょうか?

妊娠率にはドクターや培養士の知識と技術が大きく影響します。教科書や論文からの学びだけでなく「こういうケースならどうするか?」など、実際に医療現場で経験を積み、個々の状況に対応する力をつける必要があります。

留学や医師免許の取得...日本で医師となった経緯

AC:先生のご経歴を簡単にお伺いしてもよろしいでしょうか?

中国の大学を卒業し、以降5年間中国で産婦人科医として勤務しました。その後、日本に留学にきました。東京大学の大学院にて博士課程を経て、卒業後に日本の医師免許を取得しています。東京大学医学部附属病院の産婦人科で勤務した後は不妊治療専門のクリニックで11年間勤務しました。「このような患者さんの場合はどんな処置が適しているのか?」などについて、開業するまではクリニックで多くの経験を積ませてもらいました。

AC:日本で医療を学ぼうと思われたきっかけはどのようなものがありましたか?

もともと日本に留学して医療の技術を学んだ後は中国に帰るつもりでした。ただ、日本では日本の医師免許がなければ臨床はできません。日本への臨床を考え、博士課程を経て医師免許を取得し、研修も受けました。ここまで時間がかかったこともあり、中国ではなく日本で医師となることを決めました。

AC:先生から見て、中国と日本の産婦人科で違いを感じるところはありますか?

日本のドクターたちは患者さんを丁寧に診察していると感じました。日本の医療は患者さんへの姿勢が違うと感じます。中国は患者さんが多いので、ゆっくりと一人の患者さんに対応できないこともあります。

「医療機関との連携でより充実した医療サービスを提供できる」と考え、渋谷で開業を決意

AC:いつ頃から開業される予定でしたでしょうか?

5年くらい前です。ずっと物件を探しておりました。山手線沿線の渋谷・東京・池袋など、大きな駅で開業しようと考えていました。ただ、なかなか良い物件を見つけられませんでした。

AC:開業しようと思われたのは、どのようなきっかけだったのでしょうか?

もともと、将来的に開業しようと思っていました。何歳までに開業しようというのはなかったのですが、まずは自分の経験を積み、チャンスがあれば開業しようと考えていました。

AC:渋谷で開業を決められたのは、どのような理由があったのでしょうか?

山手線沿線の大きな駅だからです。さらに、渋谷の日赤医療センターで過去に1年間ほど勤務していたので、センターとの連携も見込み、渋谷に決めました。日本へ不妊治療に来る中国の患者さんが観光も楽しむことを考えると、やはり通いやすい都内が良いと思いました。

AC:実際に渋谷で開業して、どのような点が良かったでしょうか?

駅から近く、綺麗なビルだったことです。開業当時は院内が少し広すぎるようにも感じていましたが、今はちょうど良い広さだと思っています。

AC:内装でこだわられた部分はありますか?

より自然に近く、患者さんが落ち着く場所となるように、内装にこだわりました。安心していただけるような色や動線を心がけています。それから、患者さんのプライバシーに配慮した内装にしています。

開業時は”物件選び”と”宣伝”に苦戦

AC:これから開業を希望する方へアドバイスをするとしたら、どのようなことを伝えたいですか?

物件選びは非常に重要です。立地はもちろん、建物の清潔感や見た目も大切なポイントだと感じています。また、ホームページの準備も早めに取りかかることをおすすめします。私は開業後にホームページを完成させましたが、少なくとも1ヶ月前には公開しておくべきだったと思っています。理想を言えば、3ヶ月前には準備を始めておくと安心です。というのも、実際に患者さんが増え始めたのは開業から3ヶ月ほど経ってからで、それまでにホームページがあればもっと早く集患につながったと感じています。シンプルな内容でも構わないので、開業前にホームページを公開しておくことを強くおすすめします。

AC:開業されて1番大変だったことは何でしょうか?

やはり1番大変だったのは物件選びでした。開業してからはホームページや広告などの宣伝が大変でした。今はスタッフの採用も大変だと感じています。面接をして積極的に採用を行っていますが、患者さんが増えているので、今後も継続的にスタッフを増やさないといけないと思っています。

AC:ホームページの他に宣伝でやられていることはありますか?

ホームページの他にはInstagramを活用しています。それから、さまざまな企業から依頼があり、取材を受けてWebサイトに掲載しています。中でもホームページ経由でお問い合わせをいただくことが1番多いので、ホームページの設置は大事だと思います。

AC:先ほどスタッフの採用のお話がありましたが、採用されているのは看護師さんとドクターでしょうか?

ナースと受付と培養士です。これからドクターも採用します。培養士は職業人口が少なく採用が難しいと言われますが、以前募集した際には面接に来てくれた方が複数いました。

AC:最後に、今後の展望についてお聞かせください。

まずはより多くの患者さんを診察できるようにしたいです。そのためにもスタッフやドクターを募集していきたいと思います。今後もしばらくは渋谷で腰を据えてやっていきたいです。つるぎ先生にも経験や技術を伝え、将来的には院長としてここで活躍してもらいたいです。

AC:本日は貴重なお話をありがとうございました。

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