開業支援実績

プロクリニック|ご契約者様インタビュー

※ 記事は2025年10月のものです。

クリニック紹介

プロクリニック

URL:https://pro-clinic.jp/
院  長:柚﨑 一輝 様
診療科目:美容外科/形成外科
所 在 地 :東京都中央区銀座1丁目5–13 ZXGINZAビル 4F
竣工年月:2014年09月
対象面積:45.39坪(149.79㎡)

東京銀座一丁目駅から徒歩1分の場所にあるプロクリニックは、男性の美容外科を専門とし、主に包茎治療、増大治療、そして長茎治療を提供しています。院長の柚﨑先生は、形成外科と美容外科の両分野で幅広い研鑽を積んだ後に開業しました。記事では、開業や移転の経緯や物件探しで重視したポイント、今後の展望などを紹介します。

アットクリニック受託業務:物件仲介

形成外科から美容外科への道のり

アットクリニック(以下AC):まずは、診療科目を教えていただけますか。

柚﨑様:当院では、男性の美容外科をメインとして診療を行っています。具体的には包茎治療、増大治療、長茎治療の3つが主な診療内容となっています。

AC:医師を志したきっかけを教えてください。

柚﨑様:私が医師を志した原点は、人を幸せにしたい、人を元気にしてあげたいという想いでした。その中で形成外科を選んだのは、内科で薬を処方するよりも、外科医として直接患者さんの体に変化を起こす方が、より大きなやりがいを感じられると考えたからです。

形成外科は頭の先から足の先まで全身を対応範囲とする、幅広い分野を扱う診療科でもありました。しかし実際に働いてみると、日常業務の大部分はホクロ除去や縫合処置といった小手術で、当初期待していたほどのやりがいを感じることができませんでした。そこで美容外科に転向したことで、実際に患者さんの満足度は格段に高く、長年コンプレックスを抱えていた女性がとても喜んでくれる姿を見ることができました。

特に印象的だったのが、形成外科の延長として行っていた包茎治療でコンプレックスを持つ男性の患者さんを治療した際の反応でした。男性は「より稼ぎたい」「ステータスを向上させたい」といった欲求がDNAレベルで刻まれていると思います。

この部分にコンプレックスがあると人生全体のボトルネックになりますが、解消するととても前向きになり、人生全般が大きく改善されます。これこそがやりがいのある医療だと思い、男性美容外科に特化することにしました。

AC:開業のきっかけは何だったのでしょう?

柚﨑様:形成外科医として一人前になり、あらゆる手術ができる状態になった時点で、将来を考えるタイミングがありました。大学に所属していると、通常は教授を目指すか開業するかの二択になり、医局には在籍しながらも開業の道を選択することにしました。

一般的に各診療科には対応する学会が一つずつありますが、美容外科は例外的に二つの学会に分かれています。一つは形成外科の専門医であることが入会の条件の「JSAPS系」、もう一つは形成外科の専門医でなくても医師であれば入会できる「JSAS系」の組織です。

私自身、最初はJSAPS系で形成外科系列のクリニックで研鑽を積みました。一方で、JSAS系のクリニックが圧倒的な集客力と収益力を持っていることが気になり、その仕組みを理解するためJSAS系のクリニックでも経験を積むことにしました。

その中で様々な経営ノウハウを学び、中には美容外科医になった動機とは相反する方法もありました。この経験が「自分の理想とするクリニックを作りたい」という強い動機につながっています。

両方の系統のクリニックで経験を積み、それぞれの長所短所を理解した上で、「これなら自分にもできる」と開業に踏み切りました。

高額治療にふさわしい物件へのこだわり

AC:開業後の率直な感想をお伺いできますか。

柚﨑様:開業して本当によかったと心から思っています。開業前に描いていた理想と実際の状況を比較してみても、開業前には見えなかった景色や、世の中の仕組みについても深く理解できるようになり、開業という選択をして本当によかったと思います。

AC:特に苦労されたことや大変だったことを教えていただけますか。

柚﨑様:やはり売上の変動が課題です。売上は好調な時期もあれば厳しい時期もあります。ですが、全体を通して見ると良かったと思える経験の方が悪かった経験よりも圧倒的に多いというのが実感です。

人生は一度きりなので、労働者として働くのと経営者として自分で事業を運営するのとでは大きく違います。経営者はリスクも高いですが、日本には充実した社会保障制度があり、セーフティーネットが整っています。仮にどん底まで落ちたとしても何とかなる環境があるので、勝負に出る価値は十分にあると思います。

AC:物件を選定するにあたって重視したポイントはどこでしょう?

柚﨑様:患者さんの視点と経営者としての視点の2つの観点から検討しました。患者さんにとって重要なのは、ある程度グレードの高いビルであることでした。当院では100万円、200万円といった高額な治療を行うこともあり、患者さんに違和感を持たれないよう、それなりのグレード感であること、アクセスの良さを重視しました。

経営者としては、居抜き物件であることが条件でした。他の仲介会社と比較しても、アットオフィスさんは圧倒的に物件数が豊富で、希望に合う居抜き物件を効率よく見つけることができたと思います。

開業時20名雇用の大胆戦略

AC:準備で特に大変だったことを教えていただけますか。

柚﨑様:特に苦労したのは人間関係です。一般的なクリニックは院長プラス数名でスモールスタートしますが、私はYouTuberのぷろたんとのコラボレーションによる集客効果を見込んで、開業時に20名ものスタッフを雇用しました。これは業界では非常に珍しいケースだと思います。

ですが、人員確保を優先するあまり、これまで出会った方に軽い感覚で声をかけて仲間を集めました。全員が信頼できると思っていましたが、良い友人関係と良好な職場関係は全く別物だということを痛感しました。

開業医の先輩から「スタッフは3回程度入れ替わってから安定する」と聞いていましたが、まさにその通りでした。最初の20名のうち大半が辞めていき、その後も入れ替わりが続きました。現在も人材紹介サービスは使わず、人脈ベースでの採用を続けています。

AC:経営者としての課題や苦労されていることを教えていただけますか。

柚﨑様:開業医であれば誰もが抱える共通の悩みだと思いますが、自分がいなくてもクリニックが円滑に運営される仕組みづくりが課題です。

おかげさまで少しずつ余裕が出てきたので、大阪や名古屋への分院展開を本格的に検討しています。それとは別に、沖縄での展開も検討していて、より戦略的なアプローチを考えています。

価格競争に頼らない開業戦略

AC:これから開業される先生にアドバイスをお願いします。

柚﨑様:美容外科に限らず、開業医が直面する大きな課題は集客です。いかに認知度を上げながら、ブランディングを損なわずに患者さんに来院していただくか。開業を計画する段階から、集客を重点的に勉強することが大切だと思います。

みんなと同じことをやっても、みんなと同じような結果にはなりません。私は「普通」が好きではありません。せっかく独立開業したので、独自性のある面白い取り組みをしたいと思っています。私のように有名YouTuberとコラボレーションする方法もありますし、女性向けは激戦区ですが男性向けは比較的ブルーオーシャンです。

現在は、SNSでバズらせる力や卓越した技術力など、何か光るものがないと開業しても厳しい状況です。新規開業者の多くが価格競争に頼らざるを得ないので、何か一つでも差別化できる分野を持つことが重要だと思います。

業界の第一人者を目指して

AC:最後に、今後の展望をお聞かせください。

柚﨑様:最終的な目標は、「男性美容外科といえばプロクリニック」と言われるような、男性美容分野での圧倒的なポジションを築くことです。

現在の男性美容外科業界はアンダーグラウンドな印象が強く、特に包茎治療分野で広く認知された名医は少ないと感じています。「安全に確実に治療したいなら、この先生」と患者さんから信頼される存在として、男性美容外科分野における第一人者を目指しています。

男性患者さんが「柚﨑先生のところで治療を受けたい」と思ってもらえるような、業界のスタンダードとなるクリニックを作り上げることが私の最終目標です。

AC:本日は貴重なお話をありがとうございました。

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