オンライン診療が導いた新たな挑戦
アットクリニック(以下AC):早速ですがまず、診察内容からお聞かせください。
山田様:主に一般的な皮膚科の保険診療が対象になります。その中でもアトピー性皮膚炎に特化していて、特に中等症から重症の患者さんでお薬を塗っても治らない方々に、次のステップとしてどのように治療するか、もしくは症状が落ち着いていても、どのように減薬してお薬をやめていけるのか、というアドバイスをするのがメインです。
また、それ以外にもイボやニキビなどの症状にも、幅広く対応しています。
AC:開業を検討されてから決定に至るまでの経緯についてお聞かせください。
山田様:大阪では2017年に開業し、家庭の事情もあり、大阪で診療していました。コロナ前から、全国から診察を受けたいという患者さんが増えました。しかしせっかく来ていただいても、お薬を変える必要はない、ということだけ伝えるのがもどかしく、オンライン診療に傾倒していきました。
オンライン診療が普及すると、東京や千葉などの関東圏、東北の方など、直接診て診断したり、注射の指導が必要な場面が出てきました。そうなると大阪まで来ていただくことが不可欠となり、患者さんは旅行や出張のタイミングでしか来られません。
東京のクリニックに紹介する形もありましたが、ドクターが変わると方針が変わり混乱すると言われ、うまくいかないケースもありました。様々な要因が重なり、東京で開業しようと決断しました。
AC:開業されてから、率直な感想をお聞かせください。
山田様:正直なところ、東京はドクターが山ほどいて、皮膚科もたくさんあるので、皮膚科にかかっていない患者さんはほとんどいないのではないかというイメージを持っていました。ですので、オンライン診療のための拠点として開業しました。
しかし現実は、まだまだ皮膚科にかかるチャンスがない、あるいは近くでたまたま相性の良い先生が見つからないまま通わずにいるという方たちがたくさんいます。
大阪で開業した時も周辺に皮膚科がないところで開業したのですが、まだ治療にたどり着けていない方々が東京にもたくさんいることには驚きました。実際には、近隣の方から、仙台、高知と遠方の方の通院もありました。




















