クリニック開業を支援した
ドクターのインタビュー

町田北口消化器・内視鏡内科クリニック

※ 記事は2026年2月のものです。

町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 菅野朝院長とアットクリニック担当者

クリニック紹介

町田北口消化器・内視鏡内科クリニック

町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 受付

URL:https://m-endoscopy.com/
院  長:菅野 朝 様
診療科目:内科/消化器内科/肝臓内科/内視鏡内科
所 在 地 :東京都町田市森野1-39-1 グランドゥールビル 3階
竣工年月:2004年11月
対象面積:49.37坪(163.20㎡)

町田駅改札から数秒という立地にある「町田北口消化器・内視鏡内科クリニック」。前クリニックでの経験を活かし、前処置専用の内服室、効率的な動線、カフェを思わせる内装など、こだわった空間を実現しています。開業の経緯や課題などについて、菅野様に伺いました。

アットクリニック受託業務:物件仲介一部開業支援

動線の課題を解決、機能的な空間を実現

アットクリニック(以下AC):まず、診察内容からお聞かせください。

菅野様:一般内科に加えて、特に内視鏡検査に注力しています。胃カメラと大腸カメラを用いた検査を始め一般内科、消化器内科など、内視鏡を中心に内科全般を幅広く診療しています。

AC:開業を検討されてから決定に至るまでの経緯についてお聞かせください。

菅野様:以前のクリニックでは、内視鏡を希望される患者さんにとってアクセス面で本当にご不便をおかけしておりました。各駅停車しか止まらない駅で、駅から徒歩6分もかかり、坂道もありました。

そこで、電車の急行が停車し、広域からアクセスしやすい駅近への移転を決意しました。物件が決まりかけたこともありましたが、諸条件で折り合わず計画が頓挫することが多く、最終的に今の物件に決定いたしました。

AC:開業されてから、率直な感想をお聞かせください。

菅野様:以前のクリニックには反省点が色々ありました。
設備面では駐車場しかなく、自転車で来院される患者さんにはご不便をおかけしていました。

内装面では薬を飲む内服室がなかったこと、トイレの数が少なかったこと、そして動線に問題がありました。内視鏡室と診察室をすぐに行き来できず、患者さんの待合室を横切っていくような状況で、改善が必要だと感じていました。

今回の移転では、内服室の欠如や動線の課題といった以前のクリニックでの反省点をほぼ全て改善できたため、非常に機能的で快適に診療ができています。

また、患者層も大きく変化しました。生活習慣病中心から、内視鏡検査を希望される働き盛りの世代へと変わってきています。健診で異常があった方が多く来院され、高血圧や高尿酸血症、脂質異常症といった生活習慣病の方は減っている状況です。

町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 菅野朝院長
町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 菅野朝院長
町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 院内の様子
町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 院内の様子

鎮静剤使用を考慮した駅近の立地選び

AC:物件選定にあたって、最も重視されたポイントは何でしょうか。

菅野様:通いやすさ、駅からの近さです。改札から来やすいことを最重視しました。

鎮静剤を使用する内視鏡検査の特性上、駅近、交通の便は必須条件でした。内視鏡では鎮静剤やブスコパンという腸管の動きを止める薬を使用すると、目がチカチカしたりぼーっとしたりするため、車での来院は避けていただく必要があります。電車で来やすい立地が最適だと考えました。

AC:最終的に決めた物件の魅力についてお聞かせください。

菅野様:駅の真ん前という立地です。改札から出てすぐ、数秒で到着できます。町田駅はJR横浜線と小田急線の二路線が利用でき、立地面で非常に優れています。栄えた街であることや坂がないことも大きな理由です。理想的な立地を見つけることができました。

AC:内装などこだわったポイントを教えてください。

菅野様:患者さんがリラックスできるよう、落ち着いた清潔感のある雰囲気を重視しました。

カフェ的でオシャレな雰囲気のクリニックにしたいという思いは少しありましたが、ここまで清廉さを持ち合わせた内装になるとは思っていませんでした。出来上がった内装はセンスが素晴らしく驚きました。

照明一つをとってもオシャレなステンドグラス風で、こうしたアイデアは経験が豊富だからこそ出てくるものだと思います。色合いも含めて落ち着いていて、非常に満足しております。

町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 院内の様子
町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 院内の様子
町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 院内の様子
町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 院内の様子

価格競争ではなくブランド力を強化

AC:開業ではどのような苦労がありましたか。

菅野様:2回目の開業だったため、閉院手続きも必要でした。以前のクリニックを閉めながら新しい準備をするというスケジュール調整が一番大変でした。閉院、原状回復、引っ越し作業などを含めると、スケジュールが非常にタイトでした。

6月30日に閉院し、9月9日に開業しましたが、申請まわりで1ヶ月程度は手続きに時間を要したため、実質的な準備期間は1ヶ月程度でした。

AC:想定していた課題と実際の課題に違いはありましたか?

菅野様:設備面の反省点は改善できましたが、患者層が大きく変わったことは想定以上でした。内視鏡検査の比率が非常に高くなり、今は内視鏡検査がほぼ9割以上を占めています。

町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 菅野朝院長
町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 院内の様子
町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 院内の様子

信頼できるパートナーが成功の鍵

AC:開業を目指す方へアドバイスをお願いします。

菅野様:移転や開業は決めるべきことが多岐にわたります。自分一人で抱え込まないことが重要です。

こちらの要望を深く理解し、専門家、税理士等とのネットワークも持っている信頼できるパートナーを見つけることが本当に重要だと考えています。

クリニックに特化して精通している専門家でないと、特に内視鏡クリニックのような大きな金額が動く案件は難しいと思います。こちらの要望を深く理解してくれて、税理士などのそれぞれの分野の専門家とつないでくれる、信頼できるパートナーの存在が成功と失敗の分かれ目になると考えています。

地域に根ざしながら情報発信を強化

AC:消化器・内視鏡内科という科目の将来性について、どのようにお考えですか。

菅野様:おそらく淘汰が進んでいくと思います。特に厳しい状況に直面するのは、一般内科に加えて胃カメラを少し行っているようなクリニックなのではないかと考えています。

内視鏡に力を入れておらず、件数が少ないと維持費の負担も大きくなります。件数をこなせば採算が取れますが、逆にほぼ一般内科に近い状況では、経営的に厳しいと思います。

AC:今後の展望をお聞かせください。

菅野様:町田、その周辺の半径5キロ程度の患者さんをメインにして、日々の診療をしっかり行っていきたいと考えています。現在、X、YouTube、Instagramなどで情報発信を行っていて、SNSを通じた情報発信にも力を入れて、より多くの方の健康管理に貢献していきたいと思います。

AC:本日は貴重なお話をありがとうございました。

町田北口消化器・内視鏡内科クリニック 菅野朝院長

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