クリニック開業を支援した
ドクターのインタビュー

なんばKS泌尿器科

※ 記事は2026年10月のものです。

なんばKS泌尿器科 木下将宏院長とアットクリニック担当者

クリニック紹介

なんばKS泌尿器科

なんばKS泌尿器科 受付

URL:https://namba-ks.com/
院  長:木下 将宏 様
診療科目:泌尿器科
所 在 地 :大阪府大阪市浪速区難波中2丁目3-3 森川医療ビル 2階
竣工年月:2011年12月
対象面積:35.38坪(116.99m²)

なんばKS泌尿器科は、なんばの泌尿器科クリニックです。頻尿や尿漏れといった一般的な泌尿器科の診療から、前立腺がん・膀胱がんの検査や治療まで対応し、保険診療に加えて自費診療にも取り組んでいます。院長の木下将宏先生に、開業の経緯や思い、物件選び、内装のこだわりなどついてお話を伺いました。

アットクリニック受託業務:物件仲介

頻尿・尿漏れからがんの治療まで、一貫した泌尿器科診療

アットクリニック(以下AC):開業おめでとうございます。まず、診療内容について教えてください。

木下先生:ありがとうございます。診療内容は一般的な泌尿器科でございまして、頻尿や尿漏れといったお悩みから、がんの検査・治療まで対応しています。前立腺がんであれば、検査をしたうえで当院で生検を行い、場合によってはそこから治療まで一貫して行うことも可能です。膀胱がんについても膀胱鏡を備えているため、カメラで検査をし、必要に応じて大きな病院へご紹介する流れになります。

なんばKS泌尿器科 木下将宏院長
なんばKS泌尿器科 院内の様子

父の背中を見て選んだ開業医の道

AC:開業を考えるようになったきっかけと、決断に至るまでの経緯をお聞かせください。

木下先生:父が開業していたため、その姿を見てきたことが大きいです。病院に勤めていると、ローテーションでいろいろな病院を移らなければなりません。そのたびに、せっかく信頼関係を築き、仲良くなった患者さんに「次の病院に行くことになりました」とお伝えすることが非常に多かったのです。やはり父のように開業して、診断から治療まで自分で行い、患者さんの人生をずっと一緒に見続けていける形がいいと思い、開業を志しました。

AC:医師を志した頃から、開業も視野に入れていらっしゃったのでしょうか。

木下先生:医師の道は、子どもの頃から選択肢の一つとしてございました。ただ、実際に開業医になるかどうかについては、迷いもあったのが正直なところです。そこで、まずは勤務医としてやれることをやり切ろうと考えました。自分の中で納得のいく働き方ができ、一段落ついたと感じられたところで、次のステップに進もうと決めた次第です。

なんばKS泌尿器科 院内の様子
なんばKS泌尿器科 院内の様子

治療の先にある「来て良かった」を届けたい

AC:ホームページでは「自分にしかできない医療の形を作りたい」と書かれています。この言葉に込めた思いを教えてください。

木下先生:病気を治すことや患者さんを診ることは、医療として当たり前のことだと考えております。良い治療を提供するのは前提であって、大切なのはそれ以上の部分です。

このクリニックに来ていただいた患者さんに、ホスピタリティを感じていただき、ここに来て良かったと思っていただける体験をお届けしたいです。さらに言えば、ご家族が同じような病気になったときに、ここを紹介してあげたいと思っていただけるといったような、プラスアルファの体験を提供したいのです。

なんばKS泌尿器科 木下将宏院長

都心・なんばで出会ったベストな居抜き物件

AC:3月頃にお問い合わせをいただき、物件が決まったのは5月から6月頃でした。なんばのこの場所に決められた理由をお聞かせください。

木下先生:私は開業医としては、まだ比較的若い年齢です。自分が提供できるサービスや医療とマッチするのは、ある程度都心の立地だと考えました。そうした場所であれば、自分の持っている力を最大限に生かせるのではないかと思い、なんばに決めました。

AC:こちらは居抜きの物件で、床や壁は改装しつつ、使える部分は活用されたと伺っています。既存のレイアウトの印象をお聞かせください。

木下先生:非常に良かったです。完成間近となった今も、その印象は変わっておりません。泌尿器科はトイレが大事な診療科ですが、トイレの数も十分にございました。本当にベストなタイミングで、ベストな物件と出会えたと感じております。

なんばKS泌尿器科 院内の様子
なんばKS泌尿器科 院内の様子

患者さんにもスタッフにも喜んでもらえるクリニックに

AC:勤務医から経営者の立場になられて、ギャップを感じることや、意識されていることはございますか。

木下先生:経営をしていくうえで一番違うのは、人を雇うことだと思っております。当院では、患者さんに喜んでいただき、スタッフにも喜んでもらい、さらに私たちとお付き合いのある様々な方々にも喜んでいただくことをモットーにしています。スタッフの皆さんとも、その姿勢で向き合っていくよう心掛けているところです。

AC:スタッフは何名の体制でスタートされるのでしょうか。

木下先生:ほぼ全員がパートで、全体では10人ほどになります。週1回勤務の方などもいるため、勤務の頻度はそれぞれ異なります。

AC:集患については、今後どのように進めていかれるご予定でしょうか。

木下先生:SNSにも取り組んでいきたい気持ちはございますが、今は忙しすぎて手が回っていないのが実情です。言い訳のようになってしまいますが、ひとまずポスティングを行っており、まずはそこから始めています。未経験の方も多いため、最初から患者さんが来すぎてしまうと、対応が追いつかないこともあるかもしれません。そのため、まずはポスティングでお越しいただいた患者さんの対応に慣れてから、SNSなどのいわゆる空中戦にも取り組んでいこうと考えております。

なんばKS泌尿器科 木下将宏院長

目指すは男性器治療の第一人者

AC:今後の泌尿器科や男性向け医療の方向性と、先生ご自身の展望をお聞かせください。

木下先生:クリニックの開業は、今後ますます難しくなっていくと思っております。保険診療は、間違いなく先細りの世界です。一方で、泌尿器科にはさまざまなジャンルがございます。例えば自費で行う男性の手術や不妊、男性更年期といったホルモンの治療などには、伸び代があると考えております。これから開業するのであれば、こうした分野は必ず考えていかなければならないでしょう。私自身としては、泌尿器科に加えて男性器の自費治療に力を入れ、男性器治療の第一人者になれたらと考えております。

「これだけは負けない」強みを持つこと

AC:これから開業される先生方へ、アドバイスをお願いいたします。

木下先生:自分なりに「これだけは負けない」と言えるものを持つことだと思います。普通に考えているだけでは難しいですし、ただ漠然と開業してもうまくはいきません。自分ならではの強みを見つけて、それを軸にやっていくしかないと考えております。

AC:開業準備では、物件探しや医療機器の選定など、さまざまなやり取りが発生します。コンサルタントなど外部のサポートの活用については、どのようにお考えでしょうか。

木下先生:ある程度、コンサルタントは入れた方がいいと思います。自分でできることは限られておりますし、自分が生きてきた世界がすべてではありません。費用を払うリスクはありますが、それ以上のものにできるかどうかは自分次第です。最終的に判断するのは自分自身であるため、サポートをうまく活用していくことが大切だと思います。私自身、一人でやるよりも、皆さんにサポートしていただいて本当に良かったと感じております。

なんばKS泌尿器科 木下将宏院長

AC:本日は貴重なお話をありがとうございました。

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